自分の意見を主張するときって眼力が強くなりますか?
2024年11月16日(土)のカナダ・マニトバ州ウィニペグの最低気温は2度、最高気温は8度と比較的暖かいです。
いつもならすでに雪が降って積もっていることもあるのですが、今年はまだ積もっていませんし、そもそも雪がほとんど降らない。(明日から雪が降り始めるかも)
たいてい10月下旬には冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)に替えているのですが、替える必要があるのかと思うくらい温かいし、まだ冬タイヤのありがたみを感じていないため「新しく冬タイヤを買って、すでに履き替えて損したかも」と感じ始めています。
というのも、10月に入った段階でオイルチェンジが必要だったため、Mr.Lubeという「予約なしでオイル交換ができる」というのが売りの自動車整備所でオイル交換をお願いしたら、インド訛りの英語でガンガンに「冬タイヤを今買って履き替えろ」と営業トークされたため買って履き替えてしまっていたのでした。コスコで買うからと何度も断ったのですけど、本当に押しが強い(眼力が怖いw)。
Heraculesの高い冬タイヤを買ってしまったわけですが、オイルチェンジ代がタダになったり、無料でワイパーを新品に変えてくれたりと納得の落としどころがあることにはありました。しかし、履き替えの代金は無料だといっていたのに、あとで明細をみると取られていたり、前輪の左タイヤが徐々に空気漏れしていたりとトラブルだらけ……。
不平を言いに行くと「だってオイルチェンジや無料ワイパーなどでサービスしたじゃん。それに、タイヤの空気漏れは季節の変わり目でリムが縮んだからだからたまにあることだよ。それも無料で直しておくからさ」ってここでもすごい眼力でいうものですから、また黙ってしまいましたよ。もう相手のメンタルの強さにカルチャーショックを感じます。
前まで使っていた冬タイヤがあるからと断っていたのに「そんなの売っちゃえばいいじゃん!」と眼力さんがアドバイスしていたのを思い出して先月、300カナダドルでマーケットプレイスに出品してみたら、怒涛の如く連絡がきて(値引きしてっていう人が多かったけどこれほど問い合わせが多いと値引きする理由がなくなる)無事に300ドルで売ることができました。(状態次第ですがもっと高く売れたかもしれません)
メンタルが強いといろいろと得なことがあるようです。でもあそこまでギラギラした眼力が強くはなりたくないな~。なんか徳がなさそうに思えるし……。
カナダ(日本以外)では、本当に「言ったもん勝ち」といいますか「自分が間違っていないと思ったら主張してみる」というのは大切なんだと実感することが多々あります。
ネットやスマホの通信会社をShawからBellに替えた際も「このプランに加入すればWi-Fiが全部屋で使えるよ」とそのプランに加入したにも関わらず、娘の部屋ではシグナルが弱くて、つながらなくなる時もあったのでした。
ネットと電話で何度かやり取りをして、技術者が家に来てくれたのですが問題が解決しません。
「Wi-Fiが全部屋で使えないのは、契約時の約束に反しています」と主張したところ、Wi-Fiのコネクターを無料で増やしてくれて問題が解決できました。
契約時の約束って本当に重要で、カナダに来てからなおさら言質を取ることにしています。例えば、言った言わないとあとでならないために、その場で書いてもらうとか、メールですぐにそのことをリマインドするとかです。
つい先日、こんなことがありました。
以前のブログで給湯タンクが壊れて新しいのを入れたという事件がありまして、新しいタンクを一括で買うより、リースにしてくれたら(ちょっと高くなるけど)300ドルのギフトカードをキャッシュバックとして送れるよとのこともあってリース契約にしたのでした。
しかし、1か月待っても送られてきません。
メールで催促をしてようやくギフトカードを発注するという遅さ(←カナダに住んでいる人なら「あるある」と思える事案)
そして、さらにギフトカードがメールで送られてきたと思ったら、まさかの200ドルだけ。300ドルと言っていたのに……。
担当者にまたメールをする際、今度は本社のメールアドレスにもCCとして「300ドルでなくて200ドルとなっているけどどういうこと?」と送ってみました。
すると、メールではなく電話のメッセージ機能から返信がきて「新しい給湯タンクの設置は9月までは300ドルじゃなかった(200ドルで勘弁して)」だって…。そんなん知らんがな。
「それって契約時の約束に反していますよね?」と送ると、
「私の言い分を受け入れてくれないなら、本社に相談してみます」と返信がきてびっくりしましたよ。なんで後出しじゃんけんのような言い分をこっちが受け入れなければならないんやねん!
しばらく放っておいたら、
「さきほど上司から、足りなかった100ドル分のギフトカードを発注してもよいという許可をもらったので手続します」だって。(このメッセージのような対応をはじめからしておいたらよかったのにね)
担当者次第で対応が滅茶苦茶なのがいかにもカナダらしいな~と思った次第です。
契約時の約束に反していても、眼力でどうにかしてしまおうとする人もいるのもまたカナダらしいしw。
やはり、正当な理由や意見があり、義務や責任を果たしているなら主張すべきだし、主張するのを許されている土壌なのだとも感じます。
昨日、郵便局(カナダポスト)の前を車で信号待ちしている際、以下のような写真の人たちが歩いていました。
プラカードには「CUPW ON STRIKE」と書いてあります。
CUPWとはカナディアン・ユニオン・ポスタル・ワーカーズ(カナダ郵便労働者組合)の略でして、以前からカナダポストは組合と話し合いを続けていましたが交渉がまとまらず、とうとう昨日から全カナダでストライキに突入してしまったのです。
カナダポストのストライキは2011年と2018年にあったそうですね。日本でも郵政ユニオンが2024年3月15日に全国20職場と少なめですがストライキを行ったとネットで見ました。
CUPWの要求は妥当だと思いますし、主張はすべきだと思いますが、しばらく荷物を送ることができないだけでなく、郵便が届かないのは困ります。できるだけ早くの解決に期待しちゃいます。(解決させるには、眼力を鍛える必要があるのかもw)
さて最後に、ここまでブログを読んでくださったみなさんへ。
眼力を「がんりき」と読みましたか?
「めぢから」と読んだ人もいるのではないですか?
どっちでもいいですからね!
ここではどうか自分の読み方の正しさを眼力を強くして主張しないでくださいねw。(←どんなブログの終わらせ方だ!)
それでは、また。