偶然が重なった忙しい3月。英語を使う機会が増え、英会話の難しさを実感。
もう三月が終わってしまうのですね。暖かくなって雪も解け、いよいよウィニペグも春を迎えます。(といいつつ、昨日雪が降ったけど。笑)
小学校のリモートラーニングを受けていた子ども達は、3月1日から学校に通うようになり4週間。特に問題なく(アジア人ヘイトなしに)春休みを迎えました。
毎年、春休み前にパソコンで先生と親子面談して2学期の成績を振り返るのですが、娘はフランス語と算数の成績が良く、息子はリーディングの成績が上がっていました。リモートラーニング中も本当によく勉強を頑張ったと思います。
そんな我が家に最近になって良いニュースがありました。
4月5日の春休み明けからデイケア(託児所)に子ども達を預けられるようになったのです。
「デイケアを利用できたら」と申し込んで3年くらいですがようやく空きが出たわけです。ネットで申し込んでいたのに、実際は最近、子ども達の学校に送り迎えにきていたデイケアのスタッフに直接、我が家の状況や連絡先を書いたメモを渡して連絡を待ったら、施設側からすぐにメールが来て、空きが春休み後に出ることがわかったという偶然。
いや、偶然といいますか、いい加減さといいますか、もし直接スタッフにメモを渡して空き状況を確認しなかったら、おそらく引き続き何も連絡はなかったことでしょう。(ネット申し込みは無視されているのかな?笑)
デイケアに預けられることが決まってから、デイケア内を案内してもらい、分厚い申請用紙に必要事項を記入し、デポジット支払いの準備をしています。(春休み後、デイケアが始まったらデイケアについて詳しくブログで記事にしたいと思っています)
デイケアが決まったということは次のステップに移れます。
ダブルインカム(夫婦共働き)への道です。
今まで、親のどちらかが送り迎えをしなけれがならない状態(←12歳までは大人が常に一緒にいないとダメという法律があります)だったため、今回から子どもを預けられるようになったことにより、働きたがりの妻が外に出て働けるチャンスがきたということなのです。
デイケアから連絡がきたその日に妻が以前申し込んでいた職業訓練センターに「またトレーニングを再開したい」という連絡を入れてくれました。返信がきて、4月下旬から始まるトレーニングを数か月、夏ころには妻も正式に働けるようになれるかもしれません。
もう、いろんなことが同時進行で動いていて、新生活がはじまるような期待と不安が入り混じります。
デイケア代もあるため、家計のフローの見直しをしておかなければなりません。これからも忙しくなりそうです。
ただでさえ忙しい妻は、先述したように先生とのリモートミーティングやデイケアでの応対、さらには職業訓練センターとのやり取りなど英語のシャワーを浴びたような感じで頑張ってくれて、頭から湯気が出ているようでした。
さらに、ここ最近、妻が婦人科のドクターからの英語の電話診察を受けるという苦行のようなこともありました。
以前から基礎体温や生理不順、血液検査のホルモン数値などをファミリードクターに相談していて、ようやく婦人科の専門医を紹介してくれるということになっていたのです。ホルモン値のわずかな異常は脳の下垂体?視床下部?からの影響かもということでMRIを受ける必要があり、その予約が半年先に。婦人科の診察も3か月も待つ必要があり、さらに電話診察って……。日本の医療システムがいかに優れているかわかります。
3か月が経ってようやく受けた電話診察では、私が念のため通訳者として控えていましたが、あらかじめ妻が手紙を書いておいてそれを電話先で読み上げると、ドクターは「とてもよいサマリー(概要)ね」と、こちらが伝えたいことや、してほしい治療について理解してくれましたよ。
電話の最後には「数百と種類があるピルのうち、今から処方するピルを毎日飲むようにしてから後日フォローアップしましょう」とのこと。
ちなみに、処方箋はドクターから私たちの家の近くにある薬局(私たちが指定しました)に直接連絡してくれるため、ピックアップするだけになります。定価で46ドルくらいの薬の値段が、私の勤め先の保険を使って約11ドルにまで下がりました。ありがたいことです。
ようやく治療の一歩目を踏み出しましたがMRIの受診も含めて先は長くなりそうです。
一歩目といえば、明日月曜日は家族で初めて歯医者でチェックアップを受ける予約になっていますので、また英語を話さなければと思うと私たち夫婦は憂鬱になっていきます。
さて、話は変わって私も英語で苦労した話。
以下の写真、スリフトショップ(リサイクル屋さん)の骨董品コーナーでの一コマなのですが、
私の横にいる男性は私に早口な英語で何かを聞いてきました。
ガラスケース内を見てみると陶器の花瓶とそれが入っている桐の箱があります。どうやらこの商品を買いたいのだけどなんて書いてあるのか、価値がどれくらいなのかを確認したかったみたいなのです。
彼は美術品コレクターだそうで、25ドルで売られているこの壺のような花差しを買おうか買わないか迷っていました。
私が来る前から店員さんにガラスケースを開けてもらい中を確認していたのですが、英語じゃないから説明書のような紙が読めない。買うのを諦めようとしたところに私が入ってきたというわけです。
なんという偶然。
その商品、備前焼で有名な陶芸家が作った作品だったのです。桐の箱に入っていた説明書が『日本語』でびっくりしました。
ウィニペグでまず日本の骨董品が売っているのも珍しいですが、買うのをあきらめようとしたところに私のようなアジア人(しかも日本人!)が骨董品のコーナーに入ってくるという偶然。
しかしながら、私は特に運命を感じるわけもなく、むしろ巻き込まれていったという感じ(苦笑)
買おうとしていたその初老の男性は、私に商品の説明をせかし、さらに私が話し終わる前に話をさえぎって自分が次に聞きたいことを早口でかぶせてくるから困ったものです。しまいには、
「私はスマホをもっていないから君がこの作家の作品をネットでどれくらいの価値があるか調べてよ」
と、私は使いまくられていました(とほほ)
25ドルでスリフトショップで売っていたその商品。いくらだったと思います?
ネットで調べてみると1500ドル(12万円くらい)の価値があるとわかり、彼は速攻で買っていましたよ。
60歳~70歳代のギラギラしている彼には学ぶものもありました。
私が浮世絵をネットで販売していることを話したら、なんと
2日後に我が家にきて浮世絵を見ていったのでした。(結局気に入ったのがなくて買わなかったですが)
すごい行動力ですよね。
この時も英語がうまく通じず落ち込んだものです。でもよくよく考えたら、せかすような会話の仕方をしてくるこのイタリア系のおじさんと会話が合わずに、ただ私が苦手だっただけなのかもしれません(笑)
英会話って、私たち夫婦のような初心者にとっては、自分が話す内容や文法の正誤を気にしがちですが、誰とどのように話すかによって会話がスムーズにいくか行かないかが決まっていくように感じます。
ですから英会話の成否で一喜一憂しすぎないで「今日の私はこんな感じですわ」くらいの開き直りができると、より海外で過ごしやすくなることでしょう。
と、自分に言い聞かせています(笑)
3月は英語を使いまくって、収穫と種まきを一緒にしたような忙しい月になりました。
4月からは、新体制(子どもを預けて夫婦二人とも外に出る)を軌道に乗せられるよう楽しんでいきたいと思います。
あなたにとっても引き続き素敵な春となりますように。
それでは、また。
いつも楽しく拝見しております!
デイケアはネット申込みより直接行けと教わりました( ˊᵕˋ ;)ネット申込みはあまりチェックしてないみたいです。ずっと返答待ちだった人が、実際足を運んだら即受けいれしてもらえた話を何件か聞きました。
テキトーですよね。。
お子さんのデイケア決定おめでとうございます!デイケアが始まったら、Subsidyぜひ申請してみてください!我が家は夫が学生、私が仕事をしていた時、デイケア費用がほとんどカバーしてもらえました。
2人で月数十ドルで済みましたよ!後からでも払い戻しがあると思います☺️
Kazumiさま
今回もコメントありがとうございます。
デイケアが決まってようやくスタートラインにつけたような感じがしています。
タックスリターンが終わったのでSubsidyを申請してみますね。
いつもブログを読んでくださってありがとうございます。
ご返信ありがとうございます☺️私は永住権も子供達の学校もまだでスタートラインの手前段階ですが(前のコメントが偉そうになってしまってますねすみません)だからこそいつも勉強させていただいています!4年経ったので時間はかかってますがウィニペグで良かったなと心から思います。これからも楽しく読ませていただきます☺️お身体お大事に!
ウィニペグ、いいですよね。これからもよろしくお願いします。永住権プロセスが順調にいきますように。