カナダで保険に助けられている。顎関節症は保険適応されるのか?

先々週に風邪をひいてしまいました。

そして、風邪をこじらせてしまって【後鼻漏(こうびろう)】になってしまったのです。

後鼻漏とは(別にビロウな話ではなくw)英語でPost-nasal dripと表現されるように、鼻水が喉のほうに落ちてくる量が多くなってしまう症状のことでして、突発的な咳をしたくなるのが困りました。

今回、アレルギー性のものではなく、緑色の鼻水が出ていたため抗生物質を処方してもらいましたよ。鼻スプレーも。

加齢性の鼻炎かとも考えていたのですが、抗生物質を飲んだら劇的に症状が改善したので安心しました。(処方された5日分をきちんと摂取しました)

診察代はいつも通り無料なのですが、お薬代は43カナダドルの請求。

でも、勤め先の保険が使えるため、約17ドルの支払いで済みました。ありがたいことです。

ファミリーをカバーしてくれる保険に入っているわけでして、会社から2週間に一度支払われる給料から保険料を自動的に引かれています。(例えばデンタルは7ドル70セント+Health10ドルで約18ドルの引き落とし)

会社が提携している保険はそれぞれ条件があって、例えば今入っているCanada Lifeでは、歯科は治療の全額ではなく9割まで保険でカバーするとか、眼科では眼鏡を作るのに200ドルまでカバーするなどの条件となっています。

 

200ドルまでカバーしてくれるなら、子どもの眼鏡を新調しようということになって、先月眼科に予約して家族で行ってみました。

子どもの成長は早いもので、以前に購入したメガネがすでに小さくきつくなってしまっています。

メガネのフレームがどのくらいの大きさがよいか店員さんに調べてもらいました。

上の写真、立ったまま瞳の位置などを測定しているのがシュールな光景にみえて、
まるで「相撲のがぶり寄りがはじまるのか」というような状態にみえますよね。(のこった♪のこった!w)

30分以上かけて息子に合うフレームを探し、レンズを含めた見積もりをしてもらったら約360ドル。(現在約39,000円)

このうち、200ドルの保険カバーがあるから160ドルで済むのか~と頭の中ですぐ試算できます。

保険のカードを渡してさてお会計となるころには約1時間が経っていました。

「あの~申し訳ないのですが、お客様のこの保険はカバーされません」

「へ?」

なんと以前、息子の眼鏡を初めて買ってからまだ2年経っていなかったのでした。

急いで買う必要もないため、せっかく応対してくれた男性スタッフに「あなたの時間を無駄にしてしまって本当に申し訳ない」と謝罪して、すごすごと帰ることにしました。

カナダの職場の保険プランによって違ってくるかと思いますが、眼鏡を買うのに2年に1度だったらある程度保険でカバーされるというのを覚えておくとよいかもしれません。

ちなみに、私の家族が来年1月に予約を入れているデンタルチェックアップ(定期歯科検診)の保険カバー条件は、9か月に一度の検診だったら9割カバーしますよというもの。(以前は9割カバーされても家族合わせて155ドル近くの出費となったんですけどね)

 

歯科分野でも、顎関節症の場合はどうなのでしょう?

「口を開け閉めするとクリック音がアゴで鳴るんだよね」と娘が言い出したのが今年の2月。

やがてあごが痛くなって開け閉めが怖くなってしまいました。

成長痛か何かかと思って様子を見ていたのですがよくなる気配がなく、夏にファミリードクターに相談したところ、

「これはデンタルクリニックで詳しくみてもらってください」と言われていました。

先月に入ってようやくデンタルクリニックの予約日が来て、レントゲンを撮って診てもらったところやはり顎の関節に隙間があり顎関節症。さらに触診してもらったところ右頬の筋肉が若干固いと……。

そこで、「ストレスやかみ合わせのわるさ、寝ている間の歯ぎしりなどで顎に負担がかかっているから【ナイトガード(マウスピース)】をつけましょう」と勧められました。

「ウォルマートなどでも30ドルくらいで売っているけど、デンタルクリニックでは型を作ってその人にあったナイトガードを作れます。500ドル以上しますけどね」とのこと。

下の写真はウォルマートオンラインで調べてみたら出てきたもの。口コミ評価が1なのが気になる。

妻は「こういうのはケチっちゃダメなのよ。娘のために500ドルでもなんでも支払いましょう」と即答。

それを伝えるとすぐその場で歯科助手さんが石膏を使って型を作ってくれました。

約1週間後にできあがって付け心地を確認。ちょっと前歯がきつかったため、歯医者さんに型を削って調整してもらいました。

オーダーメイドのナイトガードとともに娘の歯形がもらえましたよ。

最終の支払い時、600ドルになろうかという合計金額に白目を剥きながらクレジットカードを手渡そうとしたら、

今回は保険が適応されて76ドルのお支払いとなります」だって!(やった~保険万歳♪)

あまりの嬉しさに私の顎がガクガク鳴ってましたっけw。

どの部分が9割カバーだったのかよくわかりませんが、600ドル(約65,000円)が職場の保険のおかげでたったの76ドル(約8,260円)で済んだのはありがたいことでした。

家族の健康を最優先に、それでも何かがあったら保険でカバーしてくれるというのは安心感があります。

さて、このようなブログ記事がカナダ在住の人からたまに読まれて

「役に立った」といわれることがあるため、最後にまとめてみます。

職場の保険プランにもよるのですが、うちの家族がカバーされる保険では

1,メガネの購入は2年に1度、200ドルまでカバーされる。

2,デンタルのチェックアップは9か月に1度だけ9割カバーされる。

3,歯の治療も9割カバー、顎関節症によるナイトガード作製も9割カバーされる。

4,処方箋は9割カバーというわけではないが4割負担くらいで済んでいる。

5,デンタルも処方箋(お薬)もカバーされる保険を買ったほうが家族連れの場合はお得だと思う。

という、今現在の我が家の場合のお話でした。

いつもこのブログを読んでくださってありがとうございます。

引き続きあなたにとって健康で、保険なんてあまり使わない日が続きますように……。

それでは、また。

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