ウィニペグの日常風景その20「冬の過ごし方、他、雪国フォントとは」
6回目の冬を極寒といわれるマニトバ州ウィニペグで過ごしていますが、家はセントラルヒーティングで温かく、車で移動するのでそれほど寒さにさらされることなく、お陰様で思っていたより過ごしやすく、また、大事故や凍傷になることもなく過ごすことができています。
今週の土日は、子ども達を連れて川沿いのいつもの公園にいき、ウィニペグ市が管理してくれている特設スケートリンク場で子ども達のスケートの練習に付き合ってきました。
二人とも、昨年よりだいぶ上達していました。
YouTubeで「アイススケート初心者」用の動画を見てから練習したからでしょうか、コツをつかむのが早かったように思います。私が子どもの時はこのような動画の使い方がなかったから、今の時代の子どもは恵まれているように思います。
隣では、アイスホッケーの練習をしている男の子がお父さんに教えられていて、6歳くらいなのにすでにあれだけ滑れるようになっているのは「カナダならでは」でしょう。
アイススケートリンクのすぐ近くに、ソリを使って遊べる大きなソリ用滑り台があって、そこでもしっかり遊んできました。
3メートル以上の高低差を一気に滑り降りると結構なスピードが出て、遠くまで滑れます。二人とも何度も飽きずにこの小さなジェットコースターのような体験を楽しんでいました。
それを見守る親は寒くて寒くて、早く帰りたいw。
手袋をしても指がかじかむし、足の指先が冷たくなっていきます。寒さって痛いんですよね。罰ゲームのような痛さです。
一方の子供たちは汗をかくほどアイススケートとソリに夢中になっているのでなかなか帰りたがりません。
ホットチョコレートを水筒にいれて持って行っているので途中で楽しみます。
「美味しい~」と、
「楽しい~」という子ども達の声を聞いているとまた連れて行きたくなるのです。(この日はお昼時と夕方の2回、リクエストにお応えして連れていくことになりました)
風が強くなければマイナス一けた台だったら充分外で遊べると思います。
クロスカントリースキーを楽しんでいる人も川沿いに見かけますし、まだまだ私たちが知らない楽しみ方があるのかもしれませんね。(アイスフィッシングとかもね)
これは私だけが楽しんでいることかもしれませんが、雪が降ると「雪国フォント」と名付けた『文字』を見つけると楽しくなります。
以下の写真はわが家がファミリードクターでお世話になっているRay of Hopeというクリニック。
なんだか、看板の文字が「ん?英語か?」と一瞬思うほど変じゃありません?
ただ雪が文字の上に積もってしまっただけなのですが、遠くからみると趣のあるフォントに見えるのです。
この雪国フォントを見かけると、本来なんて書いてあるのかを即座に解読するのを楽しむことができるのです。(←地味)
あと、もっと地味ですが、路面が凍って事故が増えるこの時期に、事故の破片を見つけると、何がどうなって事故になったのか『一人現場検証』をしながら妄想することもあります。
フロントカバーが落ちているってことは、衝突があったのだろうかと気を引き締め、ガラス片が散らばっていたらパンクさせないように走行しないとなどと運転自体にも慎重になるのです。
ほかにも、昔のブログにも書きましたが「このマニトバ州の寒さや雪を何かの役に立たせることができたら大金持ちになれるかも」という妄想もいまだに続けていますよw。
つまり、冬が長く、つらい時には、想像力や感性をいつも以上に豊かにしておくと乗り切りやすいように感じています。(そして寒い時のホットチョコレートも必要!)
文頭でも書きましたが、おかげさまでマニトバ州ウィニペグの冬をいまだに楽しめています。
まだまだ寒い日は続きますが、何か他にも自分なりの冬の過ごし方を探していきたいと思います。
それでは、また。